こんにちは!池田潤哉です。

私は仕事柄、人の人生やキャリアの設計に関わることが多いのですが、最も多い相談は ”やりたいこと(好きなこと)が見つからない” がダントツ1位です。

これは年代や性別問わずの結果で、若くても年齢を重ねていても、やりたいことが見つからないと悩む人が世の中には沢山います。

誰もがやりたいことを見つけ、自分の理想とする未来や生き方を実現し、自分らしく生きていきたいと願っています。それにも関わらず、やりたいことが見つけられず、悩む人が多いのはなぜか?

やりたいことを見つけられる人と見つけられない人、そんな両者の違いの代表例を今回はご紹介していきたいと思います。

⑴本気で見つけたいと思っていない

そもそもやりたいことを本気で見つけたいと思っているのか?を自分に聞く必要があります。

「やりたいことを見つけたいですか?」と聞かれれば、誰もが見つけたいと思うでしょう。しかしこのパターンに該当する方は「見つけるために具体的に何をやっていますか?」と聞かれると、答えられないケースが多いです。

自己実現はなかなか一筋縄ではいきません。時には、いつもの自分の安心安全な環境から1歩踏み出し、チャレンジすることが求められます。自分の未来を形成しているのは、今の行動選択の結果です。

具体的な行動を起こすことで、未来が変わっていきます。新しいコミュニティに顔を出す、何か新しいことを始めてみる、人に相談する、本を買って読むなどなど…どんなことでも構いません。

ただ考えるだけでなく、未来を変えるためにどんな行動をするか?もセットで意識することをおすすめします。

⑵左脳に偏りすぎている

やりたいことを見つけるために欠かせない作業は自己分析。自己分析を通じて、自分がどんな人間で、何を考え、何を求めているのかを正しく理解することが大切です。

しかし自己分析のやり過ぎには注意が必要。「なぜ?」と自分の内側を深掘りをし過ぎて、逆に何を求めているか分からなくなってしまう時があるからです。

私の講座の過去の受講生、Aさんの例をご紹介します。Aさんはやりたいことが見つけられず悩んでいました。やりたいことを見つけるために、まずは好きなものを探そう!とリストアップを始めました。

次に自分の好きなものの共通点を探し始めたのですが、その途中で「好きの定義ってなんだろう?」という疑問が湧いてきたので、知り合いに「あなたが思う好きって何?」と聞き始めました。

当たり前ですが、知り合いからは十人十色の好きの定義が返ってきます。

・人よりできることが好きなこと
・長い時間できることが好きなこと
・嫌いだけどできることが好きなこと
・楽しいことが好きなこと
・etc…

その結果、Aさんは「もう好きって何!分からない!!!!」と頭がバーンアウトしてしまい、更に悩んでしまいました・・・

これを自己分析病と言います。左脳で論理的に考え過ぎてしまっているのです。好きなものを探す時は頭で考えるだけでなく、体感覚を頼りにしましょう。

好きなことをしている時は、時間を忘れて夢中になることができます。もっと知りたい!と無理に頑張らなくても好奇心ややる気が湧いてきます。

純粋な子どものような感覚で夢中になって取り組めるものこそ、あなたが本当に好きなものです。

⑶右脳に偏りすぎている

一言で言うと、物事を深く考えられていないというケースです。⑵と逆になりますが、あなたが好きなものには理由があります。

例えば、あなたがブログを書くことが好きだった場合、もしかしたら本当に好きなものは以下の3つのいずれかかもしれません。

A. 言葉を繋げることで、1つのストーリーを作ることが好き
B. 自分の考えを文章で表現することが好き
C. 自己表現をすることが好き

もし本当に好きなものが上記のいずれかであった場合、ブログは好きなものの1つであると気付くことができます。

自分の考えを文章で表現することが好きなのであれば、ブログだけでなくTwitterやFacebookといったSNSを通じた発信にも好きを感じるかもしれません。

自己表現することが好きなのであれば、人前でのスピーチやYouTube、写真を通じた表現など、ブログ以外のことにも好きを感じるかもしれません。

大切なことは、自分の好きを正しく理解することです。そのためには、何が好きか?それはなぜか?を深掘りするプロセスが求められます。あなたは好きなものとその理由を、併せて説明することができますか?

⑷過去の失敗体験に囚われている

自分で自分の可能性を閉じてしまっているパターンです。

挫折や失敗の経験から「どうせやっても無理だろう・・・」と無意識のうちに思い込んでしまい、好きなこと=夢中になれることではなく、好きなこと=自分にできることだと意固地になってしまっています。

かくいう私も子どもの頃、人前で発表した時に失敗し、みんなの前で笑われるという恥ずかしい経験をしてしまったため、「自分は人前で話すことが苦手だ」と思い込んでいました。

それからというもの、人前に立つとどうにも緊張してしまい、汗が止まらなくなってしまっていました。

人前に立つことをとにかく避ける人生だったのですが、20代後半になり、どうしても避けられない人前での発表の機会があり、覚悟を決め準備をしっかり行いチャレンジしてみたところ、とても楽しくてあっという間に時間が過ぎてしまいました。

そこから、自分が人前で話すことが好きだと気付くことができ、今ではセミナー講師として独立しています。

いつだって自分の可能性を閉ざすのが自分自身。あなたができないと思い込んでいる、本当は好きなものはありませんか?

⑸一人で抱え込んでしまう

人は自分の力だけで、正しく自分を理解することは不可能です。

一説によると、人の意識領域と無意識領域は、1:100万とも言われています。端的にお伝えすると、人は基本的に無意識で行動しているということです。

あなたも朝起きて、コーヒーを淹れて朝ごはんを食べ、歯を磨き、着替えるといった一連のルーティンが決まっているのではないでしょうか?

毎日考えながら、行動を決めていないと思います。このシチュエーションになったらこう行動 or 発言するといったように、誰しも自分だけの行動・思考のパターンを持っています。

このパターンを知ることが自己分析なのですが、無意識によってこのパターンが形成されているため、自分自身では気付くことができません。

だからこそフィードバックが重要。他者からの自分の行動に対するフィードバックをもらうことで、自分が思う自分と他者が思う自分が一致し、正しく自分を理解することに繋がります。

このパターンの方はこうあるべき・こうありたいという思い込みが強く、偏った理想のセルフイメージ(自分像)から抜け出すことができません。

だからこそ、信頼できる人に相談してください。自分の力だけで、やりたいことにたどり着くことはとても難しいことですから。

いかがでしたでしょうか?やりたいことを見つけられる人と見つけられない人、そんな両者の違いの代表例を今回はご紹介させていただきました。結局、ブログに書くことは一般例になってしまいます。

これをやれば絶対うまくいくという方法があるのではなく、当たり前ですがあなたが今どんなフェーズにいるかで処方箋が変わってきます。まずはお気軽に相談して下さい。

あなたに今何が必要か?を丁寧にヒアリングした上で、アドバイスさせていただきます。

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