「好きを仕事にしよう」
誰もが一度はこの言葉を耳にしたことがあるのではないでしょうか?
そんな中、僕は昔ずっとこう思っていました。「確かにそうなったら良いけど、具体的にどうやってやればいいの?」と。
「好きなことを仕事にしたい・・・でもどうしたらいいか分からない」そんな方に向けて、今日は記事を書きます。この記事があなたのモヤモヤを解くヒントに少しでもなれば幸いです。
では、早速解説していきます
そもそも好きって何?
まずは仕事にするかどうか以前に、”好き”について考えてみませんか?
そもそも好きって何なのでしょう。普段、当たり前のように使っていますが、好きを仕事にするという観点だと僕は2種類の好きがあると考えます。
⑴ 名詞としての好き(例:野球、動物、イス、文房具、パソコン等)
⑵ 動詞としての好き(例:悩みを聞く、物事をコツコツ進める、人に教える等)
この好きをちゃんと自分の中で区別しておくことが、好きを仕事にしていく上で非常に重要だと僕は考えます。特に好きを仕事にする上で、一番課題となるのは、⑴ 名詞としての好きしか思いつかないことです。
まずは好きには2つあるんだ!と理解して下さい。好きなことを仕事にしたいけどできていない人は、どっちかに偏り過ぎてしまっているケースが非常に多く見受けられます。
その上で、好きを仕事にするための3つのやり方をご紹介します。
①名詞としての好きを仕事にする
これが一番分かりやすい好きを仕事にするやり方です。
例えば、野球が好きだからプロ野球選手になる。お笑いが好きだからお笑い芸人になる。歌が好きだから歌手になる。このように自分の好きなものを、そのままダイレクトに仕事していくというやり方です。
恐らく多くの人が、好きを仕事にするという言葉を聞いた時、一番最初にイメージが浮かぶのはこのやり方なのではないでしょうか。このやり方で好きを仕事にして、天職として活躍している人が世の中に沢山います。
これも大事な1つのやり方と言えるでしょう。
②動詞としての好きを仕事にする
これは好きな行為(しているだけで時を忘れて熱中してしまう)をしている時の体感覚を頼りに、その感覚を感じることができる仕事を探すやり方です。
少し分かりづらいので、例を挙げましょう。
過去に私が関わった方で、子どもの頃『ジグソーパズル』が好きだった女性がいました。
その方は、いくら親や周りの人に止められても、ひたすら集中してジグソーパズルをやり続けていました。パズル自体が好きということもあるかもしれませんが、本人曰く自分の世界に入り1つの作業に没入している感覚が好きだったそうです。
その証拠に、その方は幼い頃ジグソーパズル以外に、ビーズアート(ビーズを並べて絵を作る遊び)、ぬり絵等も好きで、それらやっているとジグソーパズルと同じような感覚になるそうです。
つまり、ジグソーパズル、ビーズアート、ぬり絵をしている時に共通して感じている自分の世界に入り1つの作業に没入している感覚が彼女の好きでした。
彼女はその感覚に気付き、次にこの没入感を感じられる仕事って、世の中にあるのだろうか?と色々仕事を探したところ、ホームページやチラシを作るWEBデザイナーという仕事に行き着きました。
もちろんその方はホームページやチラシが元々好きだったわけではありません。つまり名刺としての好きの中には入っていなかったということです。
現在彼女はWEBデザイナーとして活躍しており、「これは私の天職だ」と胸を張って仰っていました。これが動詞としての好きを仕事にするやり方です。
他にも過去にお会いした方で、他にもこんな動詞としての好きを感じている方が居ました。
・家電(パソコンやテレビ、ゲーム機等)を解体する
・本を朗読をする
・人に何かを教える
・1人で架空のストーリーを考える
・自作の漫画を描く
ちなみに一点、注意点をお伝えすると”好き”と”得意”は完全に別です。
得意なことの中には人から認められたり、褒められるから好きという、好きではないけど得意なことが存在します。
大切なのは行為自体に没頭・熱中感を感じるかどうかです。
あなたが没頭、熱中していた行為を手がかりに、同じ感覚になれる自分自身の好きなことを仕事の中から探し、それを仕事にするというのが動詞としての好きを仕事にするやり方です。
③名刺と動詞の好きを組み合わせて仕事にする
これは今までお伝えしたやり方を組み合わせることで、好きを仕事にするというやり方です。
具体例の方が分かりやすいので、僕の例をお伝えします。僕は現在、アカラジム柏という大人専門の格闘技ジムを運営しています。格闘技は好きでずっと続けてきましたが、まさか仕事にするとは僕自身が一番予想外でした。
今までの内容に照らし合わせると、名刺としての好きは僕の場合”格闘技”です。次に動詞としての好きを考えていきます。僕も深く自己分析したところ、僕の動詞としての好きは以下が挙げられると気付きました。
・学んだことを人に教える
・文章を書く
・人前で自分の考えを話す
※他にもありますが長くなるため割愛します
これらの行為をしている時は、しているだけで充実・没頭感を感じます。仮に相手の反応がなかったとしても、行為をしているプロセスを楽しく感じるのです(現にカメラに向かって、一人で自分の考えを話し録画するという仕事も楽しかったですw)
僕はこれらを整理し、掛け算したところ、今まで考えてもみなかった格闘技のインストラクターという仕事が自分の中で閃きました。
しかも、その中でも1対1といったパーソナルレッスンよりも、複数の人に対して働きかけていく集合型レッスンの方がやりがいを感じます。
そんなことを考えているうちに、格闘技のインストラクターは、私にとっての好きを仕事にすることになるのではないか?と思いついてしまったのです。
現在は僕は、自身が経営するジム内でインストラクターをしていますが、とてもやりがいを感じ、インストラクターをしていると熱中してあっという間に時間が過ぎてしまいます。まさに私にとっての天職です。
今回は僕の例だったので格闘技ですが、他のどんな好きなものでも当てはめることができると思います。
小説、漫画、海、森、自然、アウトドア、自動車、インテリア、家電製品..等。
このやり方を試すことで、自分の好きなものにダイレクトに繋がらなくても
・野球が好きだから野球チームの裏方として働く
・歌が好きだけど歌手ではなく音楽番組の制作をする等
こういった間接的な関わり方から、好きを仕事にするというやり方を思いつく人もいるでしょう。ぜひ試してみて下さい。
今まで想像してなかった新しい好きを仕事にするアイディアが生まれるのではないでしょうか。
結論
今回の記事では、好きを仕事にするための3つのやり方をご紹介しました。
⑴ 名詞としての好きを仕事にする
⑵ 動詞としての好きを仕事にする
⑶ 名刺と動詞の好きを組み合わせて仕事にする
どのやり方がベストかは人によって異なります。ちなみに僕はパターン2だけ考えていても全く閃きませんでしたが、パターン3をやっていたら閃きました。
ぜひ色々試してみながら、自分にとって一番しっくりくるやり方を模索してみて下さい。試行錯誤の先に、あなたなりの好きを仕事にするやり方を見出すことができるですから!全力で応援しています!
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